2017年11月27~12月2日にかけて香港で開催された、3rd Asia-Pacific Regional Conference on Underwater Heritage (APCONF 2017)にて、石垣島や沖縄での成果を2本、発表しました。1本はメンバーの片桐千亜紀さん(沖縄県埋蔵文化財センター)を筆頭とし、沖縄の沈船(とくに外国船)を中心とする水中文化遺産の現状やこれまでの研究成果について行いました。2本目は同じくメンバーの中西裕見子さん(大阪府文化財保護課)を筆頭とし、石垣島で我々が取り組んでいる「海底遺跡ミュージアム」化に向けたこれまでの取り組みと今後の課題について行いました。世界的にも初の試みとなる、石垣でのプロジェクトには会場からも好意的なコメントや質問が寄せられ、海外の研究者や関係者からも注目を浴びつつあります。また本プロジェクトメンバーの木村淳(東海大学海洋学部)も、千葉県御宿沖で発見したサンフランシスコ号のものと推測される石製の砲弾とこれまでの研究成果について発表し、会場は大いに沸きました。